初夏の日光湯川でブルックに挑戦!!
梅雨も明けやらぬ頃、標高約1400mの奥日光戦場ヶ原で楽しい時間を過ごして来ました。
明治初期にトーマス・グラバーというイギリス人ビジネスマンによって
この川、日光湯川にブルックトラウトが放流されて以来
100年の歴史を持つこの川はフライフィッシングの聖地とも呼ばれているそうです。
「日光湯川キャッチアンドリリース区間」は、湯の湖から流れ落ちる”湯滝”からはじまります。
岩盤の斜面全体に張り付くように落ちる流れには周りを潤わす妙な安堵感があり
ここから小田代橋あたりまでライムストーンの渓相が目を楽しませてくれます。
小田代橋あたりからは下流はチョークストリーム的な渓相に変わります。
ちょっと日本離れした景色に、心もざわざわ ☆.・:*:・`..・:*:・
...この朽ちた老木はいったい何本のフライを犠牲にしてきたことでしょう?
ここは今でも残っている湿原地帯。
手前に群生しているのはこれから8月にかけて真赤な花を咲かせる
バラ科の植物”ホザキシモツケ”
その昔この地を訪れた異邦人が郷里を忍んで
ブルックを放流したくなったのが
解るような気がするまったりとした風景...
湯川の道はこの木道。
ハイカーや、バードウォッチャー...etc
いろんな人が利用します(*^o^*)v
ふっと目の前に現れた精悍な雄鹿
この日は可愛い子鹿も含めて5頭の鹿に遭遇しました^^
日光の鹿は餌付けをされていないということです...
知り合いから「鹿に襲われて泥地に逃げ込んで大変だった!」
という話しも聞いたことがあるので
皆様もいらっしゃる時はご用心( ̄ー ̄)♭
”ツキノワグマ”に遭遇したという話しも耳にします。
昔はここも梅花藻で覆われていたそう・・・
湯の湖からの排水で水が濁り梅花藻も減ってしまったということです...
丁度このあたりだったかな?
目の前でライズ?する”川ネズミ”を見かけました。(笑)
”ウサギ”にも遭遇 (⌒ー⌒) v
この子たちはいいマテリアルになるのだとか... ヾ(^_^;
これが今回のお目当て”ブルックトラウト”♪
青い斑点の中に赤い点...これがブルックの特徴。
ちょっとばかしサバちっく!?(笑)
この魚は水質の安定した低い温度のわき水のような流れを好むそう。
国内では、ニジマスと比べても、あまり繁殖していない鱒で、
釣りで有名な日光湯川以外では
北海道道東の河川でも自然繁殖しているのが確認されているそうです。
今回の湯川釣行は、毎年この時期に東北遠征をしている大先輩が
「今年は近場を回るのでよかったら一緒に行ってみる?」と 、以前
から湯川に一度行ってみたいと言っていた私に声を掛けてくれたこ
とから始まりました♪
こんなチャンスを逃さない為にも、フライフィッシャーは日頃の
装備を怠りなく....と言いたいところなのですが....あいにく持ち合わ
せが無く(;_;)こっち(フライ)の方も、地元の釣り仲間にお
世話になってしまった始末...(≧∇≦)・゜・。
今回は運良く免れましたが、害虫”ヌカカ”の情報も頂きました。
お世話になった皆様、どうもありがとうございましたm(_ _)m
それから改めて自分に>>「備えよ常に!!」(≧∇≦)・゜・。
そして、自然は決して侮ってはいけませんね。
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