西寧の街にはモンゴルやウイグル自治区にも近い中国北西部という土地柄もあって
漢族、回族、チベット族、モンゴル族などの民族が入り交じって住んいます。
チベット仏教ゲル派の宗祖ツォンカパの生誕地だった為、
極西の辺境の地にも関わらず、古くから栄えた街なのだそう。
(地図は中国東方航空の機内誌より)
っていうか、一応ちゃんとした国際線なんですけど...
この地図はなに!?・・・・(笑)
この季節、青海湖の周囲は地の果てまでも続きそうな菜の花畑が続きます。
果てしない菜の花畑と、時々点在する養蜂の民のテントだけ
そして、シーニンから西へ100キロ程のところにある青海湖は
琵琶湖の6倍の面積をもつ中国最大の内陸塩湖。
ここが青海湖
南岸沖に異様なたたずまいでずっしり鎮座しているのは
旧中国軍の魚雷発射試験基地
湖の観光用に飼われている珍しい白ヤクに乗る黄菜子。
実は、ここ青海湖で標高の高い地域の湖でしか観ることの出来ない
裸鯉とも呼ばれるウロコのない魚「湟魚」を釣るつもりでいたのだけれど....
残念なことに禁漁になっていた。(ノ_<。)
で...「湟魚」はこんなお魚
せめて写真だけでも!と思い、石垣に張り付いて撮影成功♪(笑)
湟魚に鱗が無いのは高地の湖で少ない酸素を効率良く吸収するのに退化したためだそう。
そして、強い紫外線から体を守るために内臓器官の周りが黒いフィルム状の膜に覆われていてます。
胸の部分が異常に膨らんでいるのは紫外線から体を守る為なんですね〜。
「湖のお魚は神様の使い」... と云うことになっていますが
お金さえ出せば観光客相手の高級レストランではなんなく食卓に上ります。
小骨も多いし、内蔵を覆っている膜には毒性が有るため
この地域では漁食の習慣がないのかも知れません。
皮膚が薄いせいか(。o゜);煮込むとちょっとグロテスクですね、お味は?...
ん〜.... 淡泊で可もなく不可もなく。
お味の違うもう一品 <・/>>>-<
暮れなずむ湖岸にはためくタルチョ
"タルチョ"とは 寺院や峠、橋などに架けられている五色の旗のこと。
仏教が伝来する以前から祈祷用として用いられ何百年にも渡り連なり架けられているのだそう。
今でこそ国境が区切られていますが
ヒマラヤ山脈を越えたネパール側とほとんど変わらない慣習です...(。o゜)
湖畔に在るこの日のお宿"草原賓館"
話は違いますが・・・・
チベット地域で国を挙げて販売に力を注いでいるモノの一つがこの"冬虫夏草"
この頃では日本でもよく目にするようになった漢方薬ですが
その実体はコウモリガの幼虫と、そこに寄生した菌が繁殖したモノ。
なんと! 航空券の裏にまで広告が・・・(笑)
ちょっと面白そうなので山中で車を止めてもらった際に採取を試みてみたところ
容易に発見できました。<何故かスコップを持っている私(笑)
...ってことは、この辺り
季節になるとものすごい蛾の大群が発生する地域なのかもしれません(^_^;
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